祇園御霊会(祇園祭)
平安時代から続く祇園御霊会(祇園祭)は、疫病退散を祈願する八坂神社の神事で、京都三大祭りの一つです。祇園祭は毎年7月1日から7月31日まで行われますが、7月16日は前祭の宵山にあたります。宵山では18時から四条通りや烏丸通りの一部が歩行者天国となります。
また四条通りは左側一方通行、鉾や山が数多く立ち並ぶ室町通り、新町通り、錦小路通り、蛸薬師通りはそれぞれ一方通行となります。四条烏丸の角で配っていた宵山・巡行ガイドをもらって鉾の位置や一方通行の方向を確認しました。
ご利益
このガイドには鉾や山それぞれの特徴やご利益も記載されていました。ご利益は祇園祭りの起源の通り厄除けが多いですが、学問成就や縁結び、商売繁盛などもあります。
長刀鉾
この鉾は四条烏丸の交差点から少し東へ行ったところに立っています。また「くじ取らず」といい、他の鉾や山の巡行順は毎年くじで決められるのに、長刀鉾は必ず巡行の先頭を務めます。また現在、生稚児(いきちご)が乗る唯一の鉾であり、「しめ縄切り」で巡行が始まります。
また鉾を組み立てる際の縄の締め方がとてもきれいで伝統を感じます。この技術を継承していく必要性を感じました。